娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる

7.お預けとはどちらに対しての言葉なのか

軽く唇に落とされたキスは、そのまま額に、頬にと順番に落ちてくる。

「ふ、ふふ····っ」

それがなんだかくすぐったくて小さく笑ってしまった。
そんな私に釣られたのか、シャルもくすりと笑みを溢して····

「·······っ、んんっ」

夜着の上から胸を揉まれ、思わず身をよじる。
そのまま露になった首筋にちゅう、と吸い付かれた。
ピリッとした痛みが走り、思わず声が漏れてしまう。

「ーーひゃっ」
「ん、痛かった····？」
「あ、えっと····」
「俺の、って証····もっとつけていい？」

“俺の”と言われ、胸の奥が熱くなった。

「·····うん」
「やった」

“私、シャルのなんだ···それが今だけでも···”

嬉しい、と感じたせいかシャルにされることがなんだかとても気持ちよくて、その快感にそのまま委ねる。

ちゅ、ちゅと首筋や鎖骨に何度も吸い付かれ、下から持ち上げるように何度も両手で胸を揉む。

そしてしばらく胸を揉んでいたシャルの指先が２つの先端をそっと撫でた。

「ーーーッッ！！」

そのままくりくりと夜着の上から先端を刺激され、ぱくりと甘噛される。
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