娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
「や、しゃ、シャル····っ」
「リリスのここ、尖ってきたよ」

何度も吸い付かれ、夜着の上から与えられる刺激と、夜着自体が擦れる快感が背筋を走る。

「あ、っは、はぁん」

初めて与えられるその刺激に私は背を反らすしか出来なくて。


「ね、このままだとこの服透けちゃうね?」

胸元から顔を上げたシャルに、意地悪顔でそう囁かれ一気に顔が熱くなった。

「や、や···、恥ずかし····っ」
「そっか、そうだな、透けちゃうのは恥ずかしいよな」

赤くなった顔を腕で隠しつつ、精一杯そう伝えると納得したようなシャルの声が耳に届く。
その言葉に安堵した時だった。


「じゃあ、透けないように脱いじゃおうか」
「ーーーえ···?」

その一言にハッとし、顔を隠していた腕を慌てて下ろす。
しかし開けた視界は捲り上げられた服ですぐに塞がれた。

「わっ、······ぅぷ」

ぷはっ、と視界が開けた時にはもうワンピースタイプの夜着は脱がされていて。

「!!!」

慌てて腕で露になった胸を隠す。

「わ、ば、ばかっ、こ、こんな···っ」
「····嫌だった?」
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