娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
不安そうな顔でそっと顔色を窺ってくるシャルに思わずこくりと生唾を飲んだ。

「い、嫌···というか、その····恥ずかしい·····」

恥ずかしい、と聞いたシャルはそっか、と呟きながら胸を隠す腕を優しく掴む。
力なんて入れられてないのに、促されるまま腕を外されて····

「恥ずかしい、って結構煽り文句だって知ってた?」
「え····?あ、ひゃあっ」

ペロリと赤く主張していた先端を舐められ体がビクリと跳ねた。

「待っ····、あぁっ!」

そのまま強く吸われ、乳首を舌で扱かれる。
時には弾くように、時には押し込むように何度も刺激され、反対の乳首はくりくりと指で弄ばれた。

シャルから繰り返し与えられるその甘い刺激に何度もビクビクと反応してしまう。
夜着の上からではない直接の刺激は頭の奥を一瞬で痺れさせるようで···

「ま、やぁ·····っ、はぁん」

初めて聞く自分の嬌声が部屋に響き、その事がより一層羞恥心を刺激する。

「シャル····、シャル···っ」
「ん、リリス」
「そこばっかり·····やだ······」

恥ずかしくて、でも気持ちよくて。
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