娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
一気に思考が引っ張られ、はふはふと必死になっているリリスが堪らなく愛おしくて、その結果。
「ーーくそ、まさか魔法が切れるなんて····!」
リリスが痛くないように辛くないようにと集中しつつ、しっかり魔法耐性向上の魔法にも気を配っていたはずなのに彼女のその一言で意識を乱されそのまま全て持っていかれるとは。
「もしやあいつが最強なんじゃないか···?」
不完全燃焼で寝落ちしてしまった事を悔やみつつため息を吐く。
それでも、彼女が漏らしたその一言が、意識のある時にもしっかり言って貰えるように頑張らなくてはと考える。
そしてそれも悪くないなという気になった。
「あいつは何が好きなんだろうな···」
相変わらず彼女のいない夜は眠れない。
それでも、眠れない時間を彼女の事を考えながら過ごすのならそれもいいかもしれない。
ーーーあの日寝落ちた時に見た夢は彼女には内緒だ。
その夢がいつか実現すればと願いを込めて、一人明るい月を眺めるのだった。
「ーーくそ、まさか魔法が切れるなんて····!」
リリスが痛くないように辛くないようにと集中しつつ、しっかり魔法耐性向上の魔法にも気を配っていたはずなのに彼女のその一言で意識を乱されそのまま全て持っていかれるとは。
「もしやあいつが最強なんじゃないか···?」
不完全燃焼で寝落ちしてしまった事を悔やみつつため息を吐く。
それでも、彼女が漏らしたその一言が、意識のある時にもしっかり言って貰えるように頑張らなくてはと考える。
そしてそれも悪くないなという気になった。
「あいつは何が好きなんだろうな···」
相変わらず彼女のいない夜は眠れない。
それでも、眠れない時間を彼女の事を考えながら過ごすのならそれもいいかもしれない。
ーーーあの日寝落ちた時に見た夢は彼女には内緒だ。
その夢がいつか実現すればと願いを込めて、一人明るい月を眺めるのだった。