娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
そんな私達の会話を目の前で聞いていた女将は、ボソッと「初恋なの?」と呟き、その言葉から逃げるようにシャルは小走りで娼館から出て行った。
に、逃げた····!?と思いつつ、彼の出たドアから目が離せなかった。
シャルのいない日々は、時間が空くかと思ったが想像よりずっと忙しく過ごした。
と、言うのも。
「いやぁ、リリスが手伝ってくれて助かるよ、これ3番テーブルね」
「あぁもう、はぁいっ!!」
目まぐるしい忙しさにテンパりつつ、用意されたお酒を指定されたテーブルに持っていく。
契約は客を取らせない、であって仕事をさせない、じゃないからねぇ?と笑った女将によって私は今一階の酒屋で働いていた。
“確かにシャルとの約束は守ってるけど、こんなにこき使われて稼がされてるなら詐欺じゃない!?”
と思いつつ、初めてする仕事に忙しいながらもやりがいを感じつつあるのも本当で。
「No.1のリリスが持ってきてくれたのか、こりゃあチップ払わなきゃな?」
「チップの金額もNo.1にしてよね?」
なんて軽口を叩きつつ日々を過ごす、そんな毎日だった。
に、逃げた····!?と思いつつ、彼の出たドアから目が離せなかった。
シャルのいない日々は、時間が空くかと思ったが想像よりずっと忙しく過ごした。
と、言うのも。
「いやぁ、リリスが手伝ってくれて助かるよ、これ3番テーブルね」
「あぁもう、はぁいっ!!」
目まぐるしい忙しさにテンパりつつ、用意されたお酒を指定されたテーブルに持っていく。
契約は客を取らせない、であって仕事をさせない、じゃないからねぇ?と笑った女将によって私は今一階の酒屋で働いていた。
“確かにシャルとの約束は守ってるけど、こんなにこき使われて稼がされてるなら詐欺じゃない!?”
と思いつつ、初めてする仕事に忙しいながらもやりがいを感じつつあるのも本当で。
「No.1のリリスが持ってきてくれたのか、こりゃあチップ払わなきゃな?」
「チップの金額もNo.1にしてよね?」
なんて軽口を叩きつつ日々を過ごす、そんな毎日だった。