娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
ゆったりした時間を過ごし、私は一番聞きたかった事を聞いた。
「シャル、向こうは···どうだった?」
「着いた瞬間から突っ込まされて、そこが落ち着いたら次の場所に行かされて。気付いたら3ヶ所ハシゴしてたんだがどこも料理は美味しくなかったな」
「料理?」
「そう、料理。リリスのサンドイッチ旨かったなぁって考えてた」
本当はもっと色々あったはずなのに、私が心を痛めないようにとわざとそこだけ話してくれていると気付く。
そしてそんなシャルの優しさに胸が締め付けられるようだった。
「いつでも作るわ、次はフィッシュサンドにしましょうか!」
「あーー、そのネタがぶり返してくるーーー」
あはは、と笑い合いながらどちらともなくベッドに転がる。
「夜は、寝れた?」
「リリスがいなきゃ寝れないみたいだ」
「じゃあ、今日は····どうする?」
静かにそう問いかけ、そっと彼の両手を取る。
その手に頬を擦り合わせるように甘えながら、窺うようにそう聞いた。
「·····俺の気持ちは変わってないよ、俺はリリスのハジメテが欲しい」
真っ直ぐそう伝えられ、じわりと頬が熱くなる。
「シャル、向こうは···どうだった?」
「着いた瞬間から突っ込まされて、そこが落ち着いたら次の場所に行かされて。気付いたら3ヶ所ハシゴしてたんだがどこも料理は美味しくなかったな」
「料理?」
「そう、料理。リリスのサンドイッチ旨かったなぁって考えてた」
本当はもっと色々あったはずなのに、私が心を痛めないようにとわざとそこだけ話してくれていると気付く。
そしてそんなシャルの優しさに胸が締め付けられるようだった。
「いつでも作るわ、次はフィッシュサンドにしましょうか!」
「あーー、そのネタがぶり返してくるーーー」
あはは、と笑い合いながらどちらともなくベッドに転がる。
「夜は、寝れた?」
「リリスがいなきゃ寝れないみたいだ」
「じゃあ、今日は····どうする?」
静かにそう問いかけ、そっと彼の両手を取る。
その手に頬を擦り合わせるように甘えながら、窺うようにそう聞いた。
「·····俺の気持ちは変わってないよ、俺はリリスのハジメテが欲しい」
真っ直ぐそう伝えられ、じわりと頬が熱くなる。