嘘~偽彼女の秘密~
「おいしい?」


「うん。ご馳走様」


弁当が食べたいという誠に1日おきならと了承した。


今日は、誠に昼食をご馳走になる日。


一度は食べてみたいと思っていたA定食。


美味しいけど、さすがに2000円は高すぎると思う。


「ならよかった」


それだけ言うとコーヒーをすする。


「食べないの?」


一向に減らない彼のA定食を見つめる。
< 16 / 23 >

この作品をシェア

pagetop