気まぐれヤンキーくんのあまのじゃくな溺愛。【1/11~1/19修正期間】
午前中の授業が終わって、朝の出来事を親友である萌恵ちゃんにお昼のお弁当を持ち寄って話した。


その時、萌恵ちゃんは「またか」と呆れ気味な顔をして返事をしてきた。


「ったく、またあんた厄介事に突っ込んだの?本当に相変わらずだね」


「だって、さすがにあんなの見てると放っとけるわけないじゃん!」


「いや、陽羽の気持ち分かんなくはないけどさ、喧嘩が全てっていう学校だから、よくあるんだよ」


「さすが、中学からいる人…」


「もう見慣れて飽き飽きしてるけどね」


さすが強い萌恵ちゃんだ…。


如月萌恵(きさらぎもえ)ちゃん。


ロングヘアの韓国アイドルみたいに可愛く整った見た目に反して、


実はこの学校のNo.3に立つ【last】という暴走族の幹部を務めているらしい。


慶王高校は中学もあって、萌恵ちゃんは慶王高校の一貫生でもある。


最初は不良ってなだけで近づきにくかったんだけど……


『ねぇ、それ!「チビちゃんズ」のチーくん?』


『あ、うん、そうだけど…』


『マジ!?あたしもそのシリーズ大好きなんだよね!特に第123話のさ~』


『ご、ごめん。私まだ100話までしか見てなくて…』


『え、だったらさ、今日一緒に見ようよ!絶対ツボるから!!』


お互いの趣味が一緒で、盛り上がって、意気投合したのが、萌恵ちゃんとの出会い。


あの時がなかったら、萌恵ちゃん含む不良グループたちの事をみんなみたいに悪い印象で見ていた。
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