気まぐれヤンキーくんのあまのじゃくな溺愛。【1/11~1/13修正期間】
そう思うも、いつの間にかあっという間に学校が終わった放課後。


帰る準備を終えて、教室を出ると下駄箱に向かう背後から委員会が終わった竹内くんに呼び止められた。


「あ!いた」


「?竹内くん?」


「よかった。まだいた〜」


「竹内くん、どうしたの?」


「いや、実は小鳥さんのこと呼ぶ先輩がいてさ」


「え……?」


どこのクラスの先輩だろう……?


私、この学校の先輩で煌星さんと天翼さん達【last】にいる先輩の知り合い以外いたっけ……?


「大至急来てって言ってた」


「えっ」


大至急?私もしかして知らないうちに何かやらかしちゃった……?


何だろう。思い当たる節がない…。


でも、竹内くんが言うし、何かやらかしちゃったんだ…。反省…。


なら謝りに行かないと。人の気持ちを汲み取れないところ、相変わらずダメだな…。


「分かった。その先輩がいるところ教えてもらえるかな?」


「もちろん!着いてきて」
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