別れた警視正パパに見つかって情熱愛に捕まりました
この4年間、自分は大輝を産み、それこそ髪を振り乱して育児を優先して生きてきた。なにも後悔はしていないが、女性としての魅力は減ることはあっても増しているわけがない。
年を経てますますかっこよくなっている瞬に対して自分は……とどうしても思ってしまうのだ。
瞬は佳純を必要だと言ってくれているし、佳純も彼が好きでそばにいたい。それでいいと思っていた。
(現に最近瞬さんとこう……男女の触れ合い的な、甘い雰囲気なることもなかったし)
でも今日のように手を繋いだり、甘く見つめられるとドキドキして落ち着かなくなってしまうのだ。
気付くと、ユキが口をあんぐりと開けていた。驚いた顔も美しい。
「それ本気で言ってるの? さっきの彼、ちょっと見ただけであなたにベタ惚れってわかったけど」
「えっ」
「心底惚れた女ならどんな格好してようとかわいいし、髪が乱れててもお肌がボロボロでも綺麗に見えるものなの!」
「は、はい……」
勢いに押されてコクコクとうなずく佳純にユキは少し声を落とす。
「でも、あなた自身が胸を張れるように綺麗になるお手伝いをするのが私の仕事。そうと聞いたら腕によりをかけさせてもらうわ」
年を経てますますかっこよくなっている瞬に対して自分は……とどうしても思ってしまうのだ。
瞬は佳純を必要だと言ってくれているし、佳純も彼が好きでそばにいたい。それでいいと思っていた。
(現に最近瞬さんとこう……男女の触れ合い的な、甘い雰囲気なることもなかったし)
でも今日のように手を繋いだり、甘く見つめられるとドキドキして落ち着かなくなってしまうのだ。
気付くと、ユキが口をあんぐりと開けていた。驚いた顔も美しい。
「それ本気で言ってるの? さっきの彼、ちょっと見ただけであなたにベタ惚れってわかったけど」
「えっ」
「心底惚れた女ならどんな格好してようとかわいいし、髪が乱れててもお肌がボロボロでも綺麗に見えるものなの!」
「は、はい……」
勢いに押されてコクコクとうなずく佳純にユキは少し声を落とす。
「でも、あなた自身が胸を張れるように綺麗になるお手伝いをするのが私の仕事。そうと聞いたら腕によりをかけさせてもらうわ」