別れた警視正パパに見つかって情熱愛に捕まりました
(牛肉自体あんまり食べられなかったから、何を食べても最高においしいんです、とは恥ずかしくて言えない)
「あ、柚希から」
テーブルの上に置いておいたスマートフォンに柚希からのメッセージが届いた。“ご飯しっかり食べてます”というメッセージとともに悦子の作った唐揚げを上機嫌で頬張る大輝の動画が添えられていた。
「よかった。迷惑かけずに楽しく過ごせてるみたい」
佳純が動画を見せると瞬も笑顔を浮かべる。
「唐揚げもおいしそうだ。それにしても山谷さんには良くしてもらえてありがたいな」
「はい、本当に、でもなんだかこうして離れていると気になっちゃって」
今日は一日中、柚希からの連絡を待ってスマートフォンをチェックしてしまっていた。今もあまり行儀のいいことではなかったとスマートフォンを伏せる。すると向かい側から静かな声がした。
「佳純、今日はマンションに帰らなくていいか?」
「え……?」
どういうことかわからずに首を傾げる佳純に、瞬はゆったり笑った。
「この上に部屋を取ってる。部屋で飲みなおさないか」
「あ、柚希から」
テーブルの上に置いておいたスマートフォンに柚希からのメッセージが届いた。“ご飯しっかり食べてます”というメッセージとともに悦子の作った唐揚げを上機嫌で頬張る大輝の動画が添えられていた。
「よかった。迷惑かけずに楽しく過ごせてるみたい」
佳純が動画を見せると瞬も笑顔を浮かべる。
「唐揚げもおいしそうだ。それにしても山谷さんには良くしてもらえてありがたいな」
「はい、本当に、でもなんだかこうして離れていると気になっちゃって」
今日は一日中、柚希からの連絡を待ってスマートフォンをチェックしてしまっていた。今もあまり行儀のいいことではなかったとスマートフォンを伏せる。すると向かい側から静かな声がした。
「佳純、今日はマンションに帰らなくていいか?」
「え……?」
どういうことかわからずに首を傾げる佳純に、瞬はゆったり笑った。
「この上に部屋を取ってる。部屋で飲みなおさないか」