好きを教えて、生意気なきみ
【第8話】嫉妬の深さ
「あ~おいしかった」
あたしは、空になった財布と満足そうな茜の顔を交互に見る。
「食べすぎだよ!」
「だって奢りだもーん」
そう…。
渚を好きになり付き合うことになったあたしは、最初の約束通り茜にご飯を奢っている。
茜が遠慮なしに食べるから、あたしのお財布はすっからかんだ。
それでも茜はあたしと渚のことを祝福してくれた。
『陽鞠がやっと本気の恋愛を見つけて嬉しい』って。
ちょっと照れ…。
そして今日は付き合って初めての金曜日。
図書委員の日だ。
2週間ぶりの図書委員…。
なんか緊張しちゃうな。
だけど渚と付き合ってる状態で一緒に図書委員できるんだ!
楽しみ!
昼休みになり、るんるんで司書室に行った。
渚はまだ来てない。
早く来ないかな~。
そう思いながら、返却ボックスにたまった本を棚に戻していく。
しばらくしてから、ガチャ、という司書室の開く音がした。
渚だ!
そう思って司書室を見ると、そこにいたのは長めのツインテールの知らない女の子…。
1年生だ。
「渚くんいますかあ~?」
なになに…。
誰よ!?
「いないけど…」
「なあーんだ。会いたかったのに」
はあ!?
その子は両頬をぷくっとふくらませてからドアを閉めて行った。
なんなの…!?
っていうか、もしかして渚ってちょっと人気!?
かっこいいもんね!?
あたしは昔から結構嫉妬深い。
むかついちゃったもんね~。
あたしは、空になった財布と満足そうな茜の顔を交互に見る。
「食べすぎだよ!」
「だって奢りだもーん」
そう…。
渚を好きになり付き合うことになったあたしは、最初の約束通り茜にご飯を奢っている。
茜が遠慮なしに食べるから、あたしのお財布はすっからかんだ。
それでも茜はあたしと渚のことを祝福してくれた。
『陽鞠がやっと本気の恋愛を見つけて嬉しい』って。
ちょっと照れ…。
そして今日は付き合って初めての金曜日。
図書委員の日だ。
2週間ぶりの図書委員…。
なんか緊張しちゃうな。
だけど渚と付き合ってる状態で一緒に図書委員できるんだ!
楽しみ!
昼休みになり、るんるんで司書室に行った。
渚はまだ来てない。
早く来ないかな~。
そう思いながら、返却ボックスにたまった本を棚に戻していく。
しばらくしてから、ガチャ、という司書室の開く音がした。
渚だ!
そう思って司書室を見ると、そこにいたのは長めのツインテールの知らない女の子…。
1年生だ。
「渚くんいますかあ~?」
なになに…。
誰よ!?
「いないけど…」
「なあーんだ。会いたかったのに」
はあ!?
その子は両頬をぷくっとふくらませてからドアを閉めて行った。
なんなの…!?
っていうか、もしかして渚ってちょっと人気!?
かっこいいもんね!?
あたしは昔から結構嫉妬深い。
むかついちゃったもんね~。