最強少女は男装幹部
 「世間なんか関係ない。まず、暴走族に入って世間に迷惑かけてんだから、それ以前だろ」

 「まあ、そうなんだけどさ、、、」

 「私は神じゃないけど、リンの相談くらいなら聞ける。部屋の隅?って所からも連れ出してやる」

 相談を聞くなんて、本当は建前だ。

連れ出すって、どうやってだよみたいな感じだ。

 本心では、だっると思っている。

 他人の相談を聞くとか、めっちゃ嫌だ。


 なんで自分から相手の愚痴を聞かなければいけないんだ。

絶対後から面倒なことになる。そんな未来しか見えない。

 でも、リンに味方になってもらうにはそう言うしかない。

愚痴に付き合うか死ぬかなら、まだ前者の方がマシだ。

 ここは一つ、小芝居をしてやろう。

 まあ、半分ほど本音も入るが。
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