最強少女は男装幹部
 「世間がリンを責めても、私はリンが逃げ続けることを進める。終わり良ければすべて良し。人生はどうにかなるように出来ている。そう思えば、少しは罪悪感も軽くなるんじゃないか?」

 急に頑張ろうとしても、体は受け付けてくれない。

地道に習慣化させることが大事なのだ。多分。

 
 スッとベンチから立ち上がり、リンの真正面に立つ。

目を見て、嘘だと疑われないように。

 嘘ではないかもしれないその言葉を。

 
 「だから、リンは怖がらなくてもいい」
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