最強少女は男装幹部

とある非行少女の浅い過去



 「あ〜!昨日は楽しかった!」

 だらしない格好で、布団の上に寝っ転がる。

 またも黒色を全身にまとい、真っ白な布団を抱きしめる。

 昨日はあの大学生どもに楽しませてもらった。

 腕の一本や二本使い物にならなくなったところで、なんてことはない。

 多分大丈夫なはずだ。今日も単位稼ぎに必死だろう。

 そういえば、昨日は途中で猪突猛進野郎も起き上がってきたのだ。

 そのままコンクリートの上で野ざらしにしても良かったが。

 流石にそれは可哀想なので、皆んな纏めて殴ってあげることにしたのだ。

 ピーピー泣きわめく姿は見ものだった。

 態度がでかい奴ほど、痛めつけがいがある。

 自分の能力の低さを自覚し、絶望するのだ。

 時にはヒョロイ大学生でも楽しめるということがわかった。

 経験って大事だなぁ。
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