最強少女は男装幹部〜最強幹部たちからの溺愛〜
もちろん受け取れるわけがなく、地面に中身がなだれ落ちた。
中身は全て書類のようで、随分と沢山入っている。
「あの、これは、、、」
「今私が言おうとしてたのに。白けるわ〜。気を使える子になりなさい。」
聞き出そうとしただけで、何故か苛立った様子を見せる義母。
夜にこんな奴いたら、容赦無く叩きのめしていた。
しかし、この女には手など出せない。
出した瞬間に殺される。
こんな老いぼれに萎縮していることが悔しくて、歯を強く噛み締めた。
顔は硬ばらないように気を付けているつもりだが、上手くいっていないかもしれない。
結局私は、この人の犬なのだ。
「申し訳、、、ございません、、、」
この人には、謝るしかできない。
震える声で、謝罪の言葉を告げる。
段々と小さくなる声に連れて、態度も小さくなっていく。
深々と頭を下げると、一滴の涙が床に垂れた。
丸まった背中の私を見て、義母は鼻で笑う。
「やだ。私が悪いみたいに言わないでよ。わざわざ来てやったんだから」
「はい、、、」