最強少女は男装幹部
 この考えをまとめると、、、

 「助けるか。仲間だもんな、うん。」

 どれだけ癪でも、面倒臭くても。

得られる利益のために、ここは我慢してやろうじゃないか。


 「じゃあリン。計画を今から立てるから、無闇に突っ込んじゃダメだぞ」

 「え、でも今助けないと、、、」

 「まずは周囲に事情聴取をするんだ。今のところ、シズルが悪い可能性も捨てきれない」

 控えめの声で、シズルに聞こえないように計画を伝える。


 そう、勝手に味方を庇ってはいけない。

薄情かもしれないが、身勝手な期待を相手に抱いてはいけない。

 実際、私はリンに過度な期待を込められて迷惑していたのだ。これは正しい。

仲間が加害者の可能性も視野に入れながら、真実を見抜くのだ。

勿論、真実を見抜いたつもりでも、誰かが用意したシナリオを眺めている可能性もある。
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