最強少女は男装幹部
 甘いものは嫌い、という設定を厳守し、人前ではブラックコーヒーを飲んでいた。

紅茶でもオシャレな気がするが、やはり大人の優美さ?のようなものはコーヒーにも含まれている気がする。


 趣味のおかし作りも封印し、野菜炒めと炒飯の作り方を習得した。

ちなみに、どちらもピーマンは抜きにしている。

 
 少し高い声も、意識して低く話した。

一時期喉が痛かったが、かっこよくする方が重要だ。


 勉強も苦手だったが頑張り、最低40点は取れるまでに成長した。

スポーツは両親にお願いし、柔道を習わさせてもらっていた。

 元ヤンの母に頼み込み、一試合頼み込んだこともある。

まあ、必ず母が圧勝し、俺は負けたが。


 ある日、柔道教室の中で代表に選ばれ、大会に出たことがある。

その時、俺は他の教室に通っていた、前任総長にぼろ負けした。

 それが悔しかったと共に、前任総長に憧れを抱いた。


 そして高校で再会を果たし、俺は先輩と呼ばせて貰えるくらいには仲良くなれた。

 先輩に再び憧れ、暴走族ってカッコいいな、、、と思い始めた。

そして百鬼夜行に中三の頃に加入し、クールキャラを完全に確立させた。
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