最強少女は男装幹部
 この地獄を1秒でも早く終わらせるために、犠牲を払うのは惜しくない。
 
 自分にそう言い聞かせ、リンを心の中で全力で応援する。

頑張れ。多分どこかにいる。俺は何もできんが、なんとかしてくれ。

とても他人任せな応援をしながら、床を見回し、どこにGが居るかを探す。


 すると部屋の隅、茶色い何かが素早く動いたのが見えた。

 「リン!そこだ!速く殺ってくれ!」

 部屋の隅を指差しながら、リンに新たなる指示を下す。

 するとリンは全力で走っていき、バァン!と物凄い音を鳴らす。

リンが意外と反射神経が良かったことに感動しながら、結果を待つ。


 部屋中にやったか!?という緊張感が走る中、リンはバットを慎重に上げた。

 そして床を見てみると、見事にぺちゃんこにされたゴキがいる。


 「総長〜やりましたから、床降りてもいいですよ」

 「ああ、、、ありがとな」

 リンの報告に返事をし、例も同時に言う。

これで脅威は去った、、、が、また新たな試練が下りる。
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