最強少女は男装幹部
 なんと言われてしまうのだろう。

嫌われてしまうかも知れない。追い出されてしまうかも知れない。

やっと仲良くなれてきたと思っていたのに、、、

 「え、女子力高っ。女子みたいなリンとは正反対」

 「アカネくん。僕も目玉焼きくらいなら作れるんだけど」

 「お前はどうせぐっちょぐちょにするだろ。ならジンのが上だって素直に認めろよ」

 「認めてるよ。総長は僕の憧れなんだから。でも、僕のことを馬鹿にするのは違うんじゃない?」

 「違くない。お前は『屋上』すら書けないからな」

 「だってそれは、、、国語が苦手なだけだもん!」

 「お前全教科赤点のくせに何言ってんの?」

 
 なぜか俺の目の前で喧嘩をし出す二人。

なんで、、、?という言葉が頭を占める。

 二人は、まるでなんて事ないと言う様に喋り続ける。

二人は仲がいいという事は伝わってくるが、俺を嫌っているという事は伝わってこない。
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