最強少女は男装幹部
 嫌われて、、、ない?

 「えっ、おい。あ、引かないのか、、、?俺はクールぶってたんだぞ、、、?」

 余計な質問かも知れないが、聞かずにはいられない。

てっきり、あからさまに拒絶されるものかと思っていたが、、、

 二人は俺の問いに対して、不思議そうに首を傾げている。


 「普通に引かねえよ。以外だとは思ったけど。あとちょっと中二病っぽいとは思ったけど。」

 「僕も引かない。って言うか、同じ過ちは繰り返したくないからですねー」

 「へっ?過ち?お前なんかしたのか?」

 「いやそう言う事じゃなくてですね、、、まあ、信仰宗教みたいなことしてた、、、的な?」

 「、、、?お布施でもしてたのか?」

 「いやそうとも言ってない、、、まあ、要は受け入れてるってことだよ」


 受け入れる、、、?俺をか?

 まさか。俺はリンが言っていた様な『憧れ』とは程遠い。

格好良くないし、めそめそ泣くし、過去のことは引きずるし、、、


 本当に情けない、男気のない人間だ。

そんな自分に、少なからずコンプレックスを抱いていた。
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