最強少女は男装幹部
 「で、誰にやられたん?お前らしくない」

 私がそう言うと、カズキはおかゆを食べる手を止める。

 「、、、いじめっ子。俺が世界で一番憎んでて、復讐したいって想ってる奴」

 なんてことないように話す顔は、強がっているとしか思えない。

なんだか因縁でもありそうな様子だ。

 話が長くなりそうだな、と思いながらも聞いてあげる事にする。

 「続きをどうぞ」

 私がそう言うと、カズキは小さく頷き、生い立ちを話し始めた。
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