最強少女は男装幹部
 ジン、シズル、リン、カズキの順で各々違う反応を見せる。

というか、リンの嬉しいってなんだよ。変態か?

 「まあ、学校は辞めないから安心しろ」

 私が微笑みながら言うと、シズルがリンに肘を突く。

 「リン、良かったじゃん。ホモじゃ無くて」

 「ちょっ、声でかいっ」

 「え、リンってホモだったの?」

 まさか恋する乙女ってそう言う事、、、?と思い聞いてみると、リンは顔を真っ赤にして俯く。

そして顔を上げたかと思うと、なぜか私に近づいてきた。

 え、なに?どしたん?


 困惑する頭で状況を確認しようとすると、リンが思いっきり頭を下げた。

 「ア、アカネくんの事が、、、好きです!付き合ってください!」

 、、、は?

頭がフリーズする中、なぜか嬉しいという感情がせり上がってくる。

さっきまで寂しいけど仕方がない、というしんみりした気持ちだったのに。

それが全てぶち壊された。
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