最強少女は男装幹部
 そのまま勢いに任せ布団の上になだれ落ち、静かに眠る準備に入る。

 こんな堕落した生活を続けて、良いものか。

そう頭の中で呟いても、結局実行に移ることはなかった。


 「ぅうん。今何時?」

 まだはっきりしない頭で、スマホを手に取る。

ホーム画面には、大きく17時23分と記されていた。

 もう5時か、、、、

 寝ぼけた頭のまま、のそのそと起き上がる。

確か家に着いたのが8時前だったから、、、、

 私は9時間ほど、ぐっすりと眠っていたらしい。

 気絶するようにベッドに落ちたが、ここまで眠り続けるとは。

 
 不眠症気味な自分が、長時間眠っていたことに驚く。

 部屋を眺めてみると、茜色が窓から差し込んでいた。

 春ともなれば、昼も長くなる時期だ。

冬が過ぎたんだな、と変なところで実感する。
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