最強少女は男装幹部

とある信者の本音

 
 アカネくん、、、?

 え、うそ。本物?なんでここに?というか、え、え!?


 頭がこんがらがり、具現化できない渦の中に飲み込まれる。

 ずっと喋りたいとは思っていたが、まさか本当に出くわすとは。

何を喋ろう。今日の天気?昨日の晩御飯?好きなゲームってなんか違う気がする!

えっと、取り敢えず、、、


 「お、おはよぅ、、、」

 「いや今昼だろ」

 頑張って挨拶を試みるが、バッサリと斬られてしまった。

確かにアカネくんにとっては昼かもだが、僕にとっては朝だ。

起きた時から朝は始まるのだから、今は正真正銘の朝だ。

 いやそれはどうでも良くて、、、!


 僕が思わぬ展開にアワアワしていると、アカネくんは突然吹き出した。

えっ、と思い顔を上げると、あのアカネくんが微笑んでいた。

 初期からポーカーフェイスだったが、最近はご機嫌もナナメそうだったアカネくん。

しかし、目の前のアカネくんは優しく笑ってくれていた。
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