とある年の差カップルのほのぼのな日常
「―――――17歳“年上”の人だったら良かったね(笑)」
梅乃が勤める弁当屋。
昼のピークの時間を過ぎ、少し遅いランチをしている梅乃。
高校からの親友で、同僚でもあるミサコと、再婚について話をしていた。
ミサコは元旦那のことや、我成とのことも知っていてよく相談に乗ってくれる。
(我成との交際や同棲は、ミサコが背中を押してくれたのもあり踏み切った)
ミサコの言葉に、梅乃は「そうかな?」とお茶を一口飲んだ。
「私の勝手な偏見だけど。
男性が年上の年の差カップルと、女性が年上の年の差カップルって、前者は上手くいくけど、後者は上手くいかない気がするのよね……(笑)」
「そう?」
「やっぱ、老いには敵わないでしょ?」
「でもそれを言うなら、男性だって年を取るわよ?」
「でも、ダンディな男性だったら良くない?
でも、女性は……ね…(笑)」
「うーん…まぁ…(笑)」
「もちろん我成くん見てると、梅ちゃんに“本気”なのは伝わるから、一概には言えないけど。
だから、背中押したんだし」
「うん。
…………ミサちゃんは良いなぁ!
三つの年の差だし、旦那さんは年上だし」
「うーん…
年齢が全てじゃないでしょ?」
「そうだけど」
「実際のところ、梅ちゃんの離婚の原因は元・旦那の浮気なんだから!
あーもー、思い出したらまた腹立ってきた!」
「でも、その前から関係はダメになってたしね…
それ以前に、お見合いで無理矢理結婚させられたようなもんだし…」
夕方になると………
一人暮らしのサラリーマンや、年配の男性などが多く来店してくる。
店内が賑やかになって、ほとんどの商品が売れていく。
梅乃の勤める弁当屋は、この辺でも人気の店。
昼時と夕方時は、行列ができる程だ。
なので売れ残ることはほぼない。
今日も完売し、梅乃達は満足した気持ちで店を閉めた。
「お疲れ様〜!」
「お疲れ様でした!」
挨拶して、梅乃は帰路についた。
【今、終わって帰ってます(*^^*)】
メッセージを我成に送ると、まるで待ち構えていたかのように“了解”のスタンプが送られてきた。
(相変わらず、返信早い…(笑))
クスクス笑いながら、梅乃は自宅マンションに軽い足取りで向かった。
梅乃が勤める弁当屋。
昼のピークの時間を過ぎ、少し遅いランチをしている梅乃。
高校からの親友で、同僚でもあるミサコと、再婚について話をしていた。
ミサコは元旦那のことや、我成とのことも知っていてよく相談に乗ってくれる。
(我成との交際や同棲は、ミサコが背中を押してくれたのもあり踏み切った)
ミサコの言葉に、梅乃は「そうかな?」とお茶を一口飲んだ。
「私の勝手な偏見だけど。
男性が年上の年の差カップルと、女性が年上の年の差カップルって、前者は上手くいくけど、後者は上手くいかない気がするのよね……(笑)」
「そう?」
「やっぱ、老いには敵わないでしょ?」
「でもそれを言うなら、男性だって年を取るわよ?」
「でも、ダンディな男性だったら良くない?
でも、女性は……ね…(笑)」
「うーん…まぁ…(笑)」
「もちろん我成くん見てると、梅ちゃんに“本気”なのは伝わるから、一概には言えないけど。
だから、背中押したんだし」
「うん。
…………ミサちゃんは良いなぁ!
三つの年の差だし、旦那さんは年上だし」
「うーん…
年齢が全てじゃないでしょ?」
「そうだけど」
「実際のところ、梅ちゃんの離婚の原因は元・旦那の浮気なんだから!
あーもー、思い出したらまた腹立ってきた!」
「でも、その前から関係はダメになってたしね…
それ以前に、お見合いで無理矢理結婚させられたようなもんだし…」
夕方になると………
一人暮らしのサラリーマンや、年配の男性などが多く来店してくる。
店内が賑やかになって、ほとんどの商品が売れていく。
梅乃の勤める弁当屋は、この辺でも人気の店。
昼時と夕方時は、行列ができる程だ。
なので売れ残ることはほぼない。
今日も完売し、梅乃達は満足した気持ちで店を閉めた。
「お疲れ様〜!」
「お疲れ様でした!」
挨拶して、梅乃は帰路についた。
【今、終わって帰ってます(*^^*)】
メッセージを我成に送ると、まるで待ち構えていたかのように“了解”のスタンプが送られてきた。
(相変わらず、返信早い…(笑))
クスクス笑いながら、梅乃は自宅マンションに軽い足取りで向かった。