とある年の差カップルのほのぼのな日常
「ごめん、ウメ。
さっきまで仕事しててさ。
まだ、出来てないんだ…夜ご飯」 

「そうなんだ!
大変だったんだね…
じゃあ今日は、私が作るね!
ゆっくりしてて?」

そう言って、腕まくりをするウメ。

「え?俺がするって!」

「いいって!
たまにはさせて?
いつも、夕食作ってくれてるでしょ?」

いやいや…それを言ったらウメは、朝ご飯は毎日で、休みの日の家事はほとんどウメがしている。

俺は夜ご飯と、掃除の手伝いくらいだ。

「じゃあ、一緒!」

そう言うと、ウメはフフ…!と笑って「うん!」と頷いた。

なんだかんだで、ウメも“一緒”ということに幸せを感じてくれてるみたいだ。

一緒に調理しながら、ウメに切り出した。
「あ、そうだ!
俺、明日急遽出社するから!」

「え!?そ、そうなんだ……!」

明らかにウメの表情が変わった。

え?
いつもだったら、こんな悲しそうな顔しないのに。

「ん?ウメ?」

もしかして、なんか約束してたっけ?

「う、ううん!
そっか!
じゃあ今日は、早く寝なきゃね!」

何か“我慢”してる。 

何かと我慢する癖も、ウメの悪いところだ。

「何?
何かあるんだよね?言って?」

「……/////た、大したことではないよ」

「大したことなくても、教えて?」

「た、ただ…今日ね」

「うん」

「その…//////
い、一緒にお風呂、入りたいなって、思っ…て…///////」 

「……/////」

え……!?///////
ウメから、誘ってくれた!!

ウメから誘ってくるなんて、月に一回あるかないかだ。

こんな機会、俺が逃すわけ無い!!

「うん!いいよ!!
シよ?」

「良いの?」

「うん!当たり前!」

「じゃ、じゃあ…//////よろしくお願いします//////」

頭を下げてきた、ウメ。

“よろしくお願いします”だって!(笑)

可愛いなぁ〜!!


それから急いで作り、食べて、俺はお風呂の準備をしたのだった。

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