とある年の差カップルのほのぼのな日常
「――――ただいま〜」
帰り着いてすぐ、洗面所へ直行し手洗い・うがいをして、リビングに向かった。

リビングの扉を開けると、いい匂いが漂ってきた。

「ん〜、カレーの匂い!」

「あ、ウメ!
おかえり〜!」
アイランドキッチンから、我成が微笑み言ってきた。

「ただいま!」
梅乃は荷物をソファに置くと、腕をまくりながらキッチンに入った。

「手伝うよ!」

「大丈夫だって!
座っててよ!」

「でも……」

「もう出来るしさ!
な?」

「そう?
じゃあ…着替えてくるね!」

そう言ってソファの荷物を取りに行こうとすると、我成に「あ!待って!」と呼び止められた。

「え?」

「ん!」
両手を広げて、微笑んでいる我成。

「……/////」
顔を赤くして、我成に抱きついた。

頬を擦り寄せ、抱き締め合う。
「フフ…ウメ〜好き〜!」

「私も…//////」

向き直って、頬に触れる我成。
「ねぇ…ウメから、チューして?」

「うん//////」
頬に触れ、背伸びをしながらゆっくり顔を近づける。

チュッとリップ音をさせ、キスをした。

「もう一回!」

頷き、キスをする。

「もう一回!」

「え?また?(笑)」

「また!」

「もう…//////」
再度、キスを交わした。

フフ…と笑った我成。
梅乃の頬に、啄むキスを繰り返し始めた。

「フフ…ちょ…っ…//////我成//////
フフフ…//////くすぐった、いよ…//////」

「フフフ…可愛い/////ウメ」

しばらくいちゃいちゃして………
漸く梅乃は、着替えるためにリビングを出た。

ウォークインクローゼット内で着替えて、リビングに戻る。

ダイニングテーブルに我成が夕食をセッティングしていた。

「ウメ、食べよ?」 
微笑む我成に、梅乃は頷き椅子に座る。

手を合わせて、食べ始めた。

「…………ん!美味しい!」

「ん、我ながら旨い!」

微笑み合っていると、我成が話を切り出した。
「あ、そうだ!
明後日の休み、どっか行きたいとこある?」

「ううん、特には。
家でゆっくりで良いんじゃない?」

「俺、行きたいとこあるんだ!」

「そっか!
うん!いいよ!」

我成は、嬉しそうに笑った。

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