とある年の差カップルのほのぼのな日常
俺が惚れてるのは“月原 梅乃”そのモノ
夏も本格的になり、猛暑が続いているあの日の昼。
我成は、梅乃の勤める弁当屋に向かっていた。
梅乃とミサコの新作の弁当(ミサ梅丼)が、今日から発売されることになったからだ。
それともう一つ。
最近、梅乃の様子がおかしいからだ。
先日のように甘えるように抱きついて来たり、仕事が休みだった一昨日は片時も我成から離れなかった。
「………」
だ、誰!!?
店に着き、入ると………
梅乃とミサコが一人のサラリーマンと3人で、仲良さそうに話している光景が我成の目に入ってきた。
「―――――ウメ!!!」
咄嗟に我成は、大きな声で梅乃を呼んだ。
「え?あ!我成!」
すると、梅乃が嬉しそうに駆け寄ってきた。
「お疲れ!」
我成は梅乃の視界に自分しか入れないように、ウメの頬を包み込んだ。
「ありがとう、来てくれて!
ミサ梅丼、取ってるよ!」
そう言って、弁当を取りに行く。
そして、ビニール袋を渡してきた。
「ありがとう!」
「今回も、発売早々良い売れ行きだよ!」
微笑み言う梅乃に、ミサコが声をかけてきた。
「梅ちゃん!
ナオスケ帰るって!」
「あ、うん!
ナオスケくん、ありがとう!」
「あぁ。
なぁ、こちらが?」
「あ…/////うん/////」
「そうか!
思ったより、しっかりしてそうだな(笑)」
「フフ…うん!しっかりしてるよ!
私なんか敵わないくらいに(笑)」
「ウメ、誰?」
仲良さそうに話す二人に、嫌気がさす。
我成は、割って入るように梅乃に話しかけた。
「あ、大学生の時の同期のナオスケくんだよ!」
「どうも」
「こんにちは」
「………」
「………何ですか?」
「梅ちゃんの手、離さないでやってよ」
「もちろんですよ」
ナオスケを見据え言う、我成。
我成の真剣な気持ちが通じたのか、大きく頷いたナオスケ。
そして我成に近づき、耳打ちしてきた。
「もし、一度でも手を離したら………
俺がさらうからな……!」
この時……この言葉を意味を我成は“元旦那とのことを”言っていると思っていた。
元旦那・ケイタロウのように、梅乃を一人にするな。
そうゆう意味だと―――――――
我成は、梅乃の勤める弁当屋に向かっていた。
梅乃とミサコの新作の弁当(ミサ梅丼)が、今日から発売されることになったからだ。
それともう一つ。
最近、梅乃の様子がおかしいからだ。
先日のように甘えるように抱きついて来たり、仕事が休みだった一昨日は片時も我成から離れなかった。
「………」
だ、誰!!?
店に着き、入ると………
梅乃とミサコが一人のサラリーマンと3人で、仲良さそうに話している光景が我成の目に入ってきた。
「―――――ウメ!!!」
咄嗟に我成は、大きな声で梅乃を呼んだ。
「え?あ!我成!」
すると、梅乃が嬉しそうに駆け寄ってきた。
「お疲れ!」
我成は梅乃の視界に自分しか入れないように、ウメの頬を包み込んだ。
「ありがとう、来てくれて!
ミサ梅丼、取ってるよ!」
そう言って、弁当を取りに行く。
そして、ビニール袋を渡してきた。
「ありがとう!」
「今回も、発売早々良い売れ行きだよ!」
微笑み言う梅乃に、ミサコが声をかけてきた。
「梅ちゃん!
ナオスケ帰るって!」
「あ、うん!
ナオスケくん、ありがとう!」
「あぁ。
なぁ、こちらが?」
「あ…/////うん/////」
「そうか!
思ったより、しっかりしてそうだな(笑)」
「フフ…うん!しっかりしてるよ!
私なんか敵わないくらいに(笑)」
「ウメ、誰?」
仲良さそうに話す二人に、嫌気がさす。
我成は、割って入るように梅乃に話しかけた。
「あ、大学生の時の同期のナオスケくんだよ!」
「どうも」
「こんにちは」
「………」
「………何ですか?」
「梅ちゃんの手、離さないでやってよ」
「もちろんですよ」
ナオスケを見据え言う、我成。
我成の真剣な気持ちが通じたのか、大きく頷いたナオスケ。
そして我成に近づき、耳打ちしてきた。
「もし、一度でも手を離したら………
俺がさらうからな……!」
この時……この言葉を意味を我成は“元旦那とのことを”言っていると思っていた。
元旦那・ケイタロウのように、梅乃を一人にするな。
そうゆう意味だと―――――――