とある年の差カップルのほのぼのな日常
一時間半程揺られ、駅に着いた。
「んー!着いたね!」
「うん!
ホテル、すぐなんだね(笑)」
「でも、駅出てぐるっと回らないとみたい(笑)」
手を繋いで、ゆっくりホテルに向かう。
チェックインをして、ウェルカムドリンクを飲むことに。
「我成。
“ご自由にお楽しみください”って!」
「へぇ~!
凄いね!
軽食もあるよ!」
「じゃあ…荷物置いて来ない?
ゆっくり食べて飲みたいな!」
「そうだね!」
一度部屋に向かう。
「――――部屋も素敵ね!」
「景色も悪くないね!」
微笑み合って少し景色を眺め……貴重品だけ持ち、部屋を出た。
コーヒーとミニケーキをいくつか取り、ソファに並んで座りウェルカムドリンクを楽しむ。
「「…………幸せ…!」」
声を揃えて、呟く二人。
声が揃ったことを、顔を見合わせて笑う。
「ウメ」
「ん?」
「好き!」
「フフ…私も好き!」
「だからね。
ウメに渡したい物があるんだ!」
「え?」
ゴソゴソと、ボディバッグの中から小さな箱を取り出した我成。
「ウメ。
俺の奥さんになって?」
あの日と同じように、我成が微笑み言った。
あの日とは、去年の春。
我成が今の会社に入社した日。
二人で、ホテルのレストランで我成の就職のお祝いをしていた時。
『我成、就職おめでとう!』
そう言って、プレゼントを渡した梅乃。
嬉しそうに我成が受け取り、更に『もう一つ欲しいモノがある』と言い、小さな箱を取り出し言ったのだ。
『ウメ、俺の奥さんになって?』と。
あの時梅乃は、不安を抱えていた。
結婚に拘らなくても、このまま一緒に過ごしていたら……と思っていた。
だから『時間がほしい』と返事をしたのだ。
しかし一年半の同棲生活をして、今同じ言葉を言われて気持ちに変化が生じていた。
梅乃が我成から、小さな箱を受け取る。
それを両手で包み込んだ。
「…………はい!
私を、我成の奥さんにしてください……!!」
満面の笑みで微笑んだ。
「んー!着いたね!」
「うん!
ホテル、すぐなんだね(笑)」
「でも、駅出てぐるっと回らないとみたい(笑)」
手を繋いで、ゆっくりホテルに向かう。
チェックインをして、ウェルカムドリンクを飲むことに。
「我成。
“ご自由にお楽しみください”って!」
「へぇ~!
凄いね!
軽食もあるよ!」
「じゃあ…荷物置いて来ない?
ゆっくり食べて飲みたいな!」
「そうだね!」
一度部屋に向かう。
「――――部屋も素敵ね!」
「景色も悪くないね!」
微笑み合って少し景色を眺め……貴重品だけ持ち、部屋を出た。
コーヒーとミニケーキをいくつか取り、ソファに並んで座りウェルカムドリンクを楽しむ。
「「…………幸せ…!」」
声を揃えて、呟く二人。
声が揃ったことを、顔を見合わせて笑う。
「ウメ」
「ん?」
「好き!」
「フフ…私も好き!」
「だからね。
ウメに渡したい物があるんだ!」
「え?」
ゴソゴソと、ボディバッグの中から小さな箱を取り出した我成。
「ウメ。
俺の奥さんになって?」
あの日と同じように、我成が微笑み言った。
あの日とは、去年の春。
我成が今の会社に入社した日。
二人で、ホテルのレストランで我成の就職のお祝いをしていた時。
『我成、就職おめでとう!』
そう言って、プレゼントを渡した梅乃。
嬉しそうに我成が受け取り、更に『もう一つ欲しいモノがある』と言い、小さな箱を取り出し言ったのだ。
『ウメ、俺の奥さんになって?』と。
あの時梅乃は、不安を抱えていた。
結婚に拘らなくても、このまま一緒に過ごしていたら……と思っていた。
だから『時間がほしい』と返事をしたのだ。
しかし一年半の同棲生活をして、今同じ言葉を言われて気持ちに変化が生じていた。
梅乃が我成から、小さな箱を受け取る。
それを両手で包み込んだ。
「…………はい!
私を、我成の奥さんにしてください……!!」
満面の笑みで微笑んだ。