とある年の差カップルのほのぼのな日常
「…………てか、その話やめよ?」
「あ…そうだよね…ごめんね…」
「………………
でもある意味、出来なくて良かった!」
「え?」
「子どもがいたら、離婚してなかったかもだろ?
“子どものために”とかで」
「あぁ…そうだね…」
「だから、良かった…
じゃないと俺、今頃苦しい思いをしてたはず…」
また、我成の顔が近づいてくる。
そして……「ウメのこと諦めるなんて、死んでも無理だもん」と呟くように言って、キスをした。
寝室に移動する、二人。
我成に抱かれていると“愛されてる”と思える。
ドキドキして恥ずかしいのに、もっとシてほしいと思う。
我成が触れる所全てに優しさと温かさがあって、愛おしくなる。
こんな風に思えるセックスは、初めてだった………
果てた後も、腕枕で包み込まれ頭を撫でられている梅乃。
「…………我成」
「ん?」
「もっと、ギュッてしてくれる?」
「ん、いいよ!」
強く抱き締められて、梅乃は我成の胸元に顔を埋めた。
本当に、幸せだ。
「…………ありがとう……!
大好きだよ、我成。凄く幸せ!」
「……/////」
「ん?」
「それ……誘ってる?」
「…………え?」
「誘ってるでしょ?」
「さ、誘ってないよ!」
「俺は良いよ?
まだまだヤれるし!
でも、ウメは無理でしょ?
だからダメ!そんな可愛いこと言わないで!」
「ご、ごめんなさい…」
「はい、寝な?
頭、よしよししてあげるから!」
「はい」
「………」
「………」
(………ん?なんで、私…
謝ってんの?
なんか、おかしい…)
そんなことを考えながら、梅乃はいつの間にか眠っていた。
しばらく頭を撫でていると、梅乃の寝息が聞こえてきた。
「ウメ…寝、た…かな…?」
微笑み、額にキスを落として我成は梅乃を起こさないように腕を抜き、ベッドを下りた。
寝室を出て、ベランダに向かう。
煙草を吸ってから、仕事部屋に向かった。
首にかけている鍵を使い、仕事部屋の鍵を開ける。
我成は“鍵っ子”のように、常に部屋の鍵を身につけている。
複製不可の特殊な鍵で、見た目はネックレスのチャームのようにお洒落。
なので、見た人は普通にネックレスをつけているとしか思わない。
仕事部屋内は、沢山のパソコンが並んでいる。
ブルーライトカットの眼鏡をかけ、ワイヤレスイヤホンをして仕事を開始した。
「あ…そうだよね…ごめんね…」
「………………
でもある意味、出来なくて良かった!」
「え?」
「子どもがいたら、離婚してなかったかもだろ?
“子どものために”とかで」
「あぁ…そうだね…」
「だから、良かった…
じゃないと俺、今頃苦しい思いをしてたはず…」
また、我成の顔が近づいてくる。
そして……「ウメのこと諦めるなんて、死んでも無理だもん」と呟くように言って、キスをした。
寝室に移動する、二人。
我成に抱かれていると“愛されてる”と思える。
ドキドキして恥ずかしいのに、もっとシてほしいと思う。
我成が触れる所全てに優しさと温かさがあって、愛おしくなる。
こんな風に思えるセックスは、初めてだった………
果てた後も、腕枕で包み込まれ頭を撫でられている梅乃。
「…………我成」
「ん?」
「もっと、ギュッてしてくれる?」
「ん、いいよ!」
強く抱き締められて、梅乃は我成の胸元に顔を埋めた。
本当に、幸せだ。
「…………ありがとう……!
大好きだよ、我成。凄く幸せ!」
「……/////」
「ん?」
「それ……誘ってる?」
「…………え?」
「誘ってるでしょ?」
「さ、誘ってないよ!」
「俺は良いよ?
まだまだヤれるし!
でも、ウメは無理でしょ?
だからダメ!そんな可愛いこと言わないで!」
「ご、ごめんなさい…」
「はい、寝な?
頭、よしよししてあげるから!」
「はい」
「………」
「………」
(………ん?なんで、私…
謝ってんの?
なんか、おかしい…)
そんなことを考えながら、梅乃はいつの間にか眠っていた。
しばらく頭を撫でていると、梅乃の寝息が聞こえてきた。
「ウメ…寝、た…かな…?」
微笑み、額にキスを落として我成は梅乃を起こさないように腕を抜き、ベッドを下りた。
寝室を出て、ベランダに向かう。
煙草を吸ってから、仕事部屋に向かった。
首にかけている鍵を使い、仕事部屋の鍵を開ける。
我成は“鍵っ子”のように、常に部屋の鍵を身につけている。
複製不可の特殊な鍵で、見た目はネックレスのチャームのようにお洒落。
なので、見た人は普通にネックレスをつけているとしか思わない。
仕事部屋内は、沢山のパソコンが並んでいる。
ブルーライトカットの眼鏡をかけ、ワイヤレスイヤホンをして仕事を開始した。