サイコな結婚詐欺師は恋に仕事に子育てに今日も忙しい。
23.レオ、美女に兄役を任される。
「レオ、会いたかったわ！」
部屋に案内され、休んでいると突然扉が開いてエレナ・アーデンが入ってきた。
アカデミーに兄上を迎えにきた時は脳面のような顔をして威圧感があった気がしたのに今は違う人が来たみたいだ。
「私のことは弟役をする時はお姉様と呼んでね。兄役の時はエレナと呼ぶのよ。さあ、いらっしゃいレオ、お姉様よ」
ソファーに座りながら、手を広げて彼女が言ってきた。
僕は彼女の言った言葉に戸惑いつつも、彼女に近づいた。
すると突然彼女が僕を抱きしめて、撫で回してきた。
「おやめください、お姉様」
僕は抵抗したが、彼女の抱きしめる力が強くてなかなか抜け出せない。
「弟は撫で回されるものなのよ。大抵の男は美女に撫でられると猫のように鳴くのに、レオはなかないの？」
僕の髪の毛をふわふわさせて撫でながら彼女が楽しそうに言ってきた。
「兄上は僕にそんなことしませんでした」
とにかく彼女の手がくすぐったいので逃れようとしながら言う。
「私は私の理想とする弟との関係を作っているのよ、ダンテのことなんて知らないわ」
彼女が僕の髪を三つ編みにしながら言ってくる。
「そういえば、兄上と東部に行かれたのではないですか？」
僕は気になっていたことを尋ねた。
彼女がここにいるはずはないのだ。
「ダンテは１人で大丈夫よ。私は明日アランと踊りたいの。ダンテに昨日私のような優しくない女にレオは渡さないと言われたから、しっかり誠意を見せてあなたを貰うこと承諾させてから来たから安心して」
彼女は僕の髪をひたすら弄りながら言ってきた。
彼女は僕が兄上の断りなく、アーデン侯爵邸に来てしまったことが引っかかっていると察してくれたようだ。
「私ほど優しい女はいないのに彼は理解できないようだから、私なりの誠意を見せて説得したの。アーデン侯爵家は今日から全てあなたのものよ。侯爵の爵位も欲しければ、すぐに奪いなさい」
彼女は僕の顔を覗き込みながら楽しそうに言ってくる。
「僕はまだ未成年ですし、アーデン侯爵のような立派な方から、まだ学ぶことがたくさんありま。」
彼女の言葉に戸惑いながら僕は言った。
「レオがアーデン侯爵から学ぶことなんて何もないでしょう。清廉潔白に見える侯爵だって叩けばホコリが出るわよ。それとも、王子様の真実を知りたくないのかしら、このお姫様は」
彼女は僕のほっぺをつつきながら言ってきた。
「お姫様って、僕は男ですよ」
僕は彼女があまりに好き勝手言うので流石に抗議した。
「連れ出して欲しい願望があるお姫様だと思ったから、アーデン侯爵に迎えに行かせたのよ。侯爵は美形だし私の美貌も彼から受け継いだものなの。親としては当たりの方よね」
彼女の言う言葉に兄上が母上のことを当たりと言ったのを思い出した。
彼女も彼と同じで、親を客観的に見て評価するタイプのようだ。
「なぜ、僕をアーデン侯爵家の後継者にしようと思ったのですか？」
先程の会話から僕を養子として受け入れようと考えたのは彼女だと思ったので聞いてみた。
「私がレオが欲しかったからよ。レオのように話が通じる兄弟が欲しかったの。私はレオのたった１人のために、ひたすらに尽くせるところが好きなの」
彼女が僕の頬を包みながら言ってきた。
兄上がエレナ・アーデンはとてつもなく察しの良い女だと言っていたのを思い出した。
兄上の言う通りだ、僕と彼女はまともに話すのが初めてなのに彼女は僕の想いを知っている。
僕が尽くしてきた当人は気がついていないのに、彼女は僕が１０年の時をたった１人に捧げてきたことに気がついた。
「私もアランの為に生き、アランの為に死ぬのよ」
彼女が元気よく笑いながら言った。
「お姉様、死なないでください」
僕は思わず彼女に伝えていた。
「なんて可愛いことを言う弟なの！なんて可愛いことを言う弟なの！」
彼女が２回同じことを言ったので驚いてしまった。
「なぜ、２回同じことを言ったのですか？ やまびこですか？」
僕が尋ねると、彼女はなぜか笑いを堪え出した。
「やまびこって、どこに山があるのよ。レオ、面白すぎ。私はもう１人の私と、目の前にいるレオに言っただけよ」
彼女が笑いを堪えながら言ってきた。
僕は、彼女のもう１人の私という彼女の言葉に哀愁を感じた。
誰もいない部屋でどでかい独り言を言う生活を送っていたと言うのか。
弟という存在に必要以上にベタベタしたり、彼女なりに一人っ子の寂しさを感じてたのかもしれない。
僕も兄上がいなければ、とっくに苦しくなっていただろう。
「面白いなんて言われたのは、初めてです。僕から見るとお姉様が一番面白いです」
僕は思わず彼女に言ってしまった。
いつも相手がどう受け止めるか考えてから言葉を察するのに、彼女にはそれをしなくて良い気がしてしまう。
「面白いなんて言われたのは、初めて！」
彼女が驚いた顔で言ってきた。
「お姉様は、かなり面白いですよ。皇帝陛下から言われませんか？」
僕は彼女ほど面白い人間を見たことがなく、尋ねてみた。
「私とアランは一緒にいる時は、愛を語らっているから」
彼女がうっとりしながら告げてくる。
「１２歳ですよね、皇帝陛下は⋯⋯愛を語らうなんて随分ませているんですね」
母上から彼女の前で皇帝陛下のことを話すのは危険だと言われていたが、口走ってしまった。
「さっきから、思っていたけれどレオは年齢に対するこだわりが強いわね。年齢なんて数字でしかないのよ」
意外にも怒ることなく彼女が言ってきた。
年齢なんて数字でしかないと言う言葉が、まるで母上の思想と同じで僕は彼女に親近感を感じた。
「誰より成熟した精神を持っているのだから、次はレオが兄ね、私は妹よ。その方がしっくりくるかも」
彼女が急に言ってくるので僕は戸惑ってしまった。
「お兄様、エレナはそろそろ美のボランティア活動に備え眠りにつかなければなりません」
彼女が急に甘えた声で僕に言ってきた。
僕は兄役というものをやらなければならないと瞬時に理解し、僕の兄上の真似をして凌ぐことにした。
「そういえば、僕にボランティア活動お疲れ様というメッセージをくれたね？ エレナもボランティアをしているの？」
僕は必死に考えながら言葉を紡ぎ出した。
彼女が何をしたいのかわからないが、おそらく兄弟が欲しく１人やまびこをしてた彼女の期待に応えたいと思った。
「知のボランティア活動お疲れ様です。お兄様の知性がアカデミーの足りない子たちにもたらす影響は測りしれません。エレナは己の美しさで皆の心を豊かにする為、６時間の睡眠を必要としております」
彼女が慎ましい表情で言ってくる。
そろそろ、部屋に戻って寝ると言いたいのだろうか。
急に妹役になってから彼女の設定年齢が幼くなった気がする。
「自分の部屋に戻って眠りなさい。エレナの美しさで救われる人のために」
僕は笑いを堪えながら彼女に言った。
どうして小さな子のごっこ遊びのようなものがはじまってしまったのか。
「帝国の男たちが破産してでも欲しい鍵をお兄様に渡します。私の寝室の鍵です。いつでもお兄様はいらしてください。」
彼女が光り輝くゴールドキーを見せながら僕に渡してきた。
「いつでも起こして、お喋りしようってことかな？」
僕は兄上が自分をいつでも起こしていいから、お喋りをしようと言ったことを思い出して言った。
「起こしてはダメです。私は美しさを保つため６時間の睡眠を欲しています。私の寝ている間、私の寝室にある仕事を手伝って欲しいとお兄様に甘えているのです」
彼女がやや幼い表情で言ってくる。
「仕事ってどんな仕事を手伝って欲しいの？」
僕は純粋な疑問を彼女に尋ねた。
「私はアランには見せられない、悪いことをしています。帝国の運営には必要悪なんです」
彼女が言ってきた言葉に僕は思わず顔を顰めてしまった。
「そんな、皇帝陛下のために悪いことをして自分を犠牲にするなんて」
僕は思わず呟いていた。
「それは違います。私は悪いことするのが大好きなんです。気に入らない人間を貶める快感は堪りません。だから、趣味と実益を兼ねたことをしています」
彼女は弁明するように言ってきた。
僕が彼女が僕の気持ちを察してくれたことで優しい人だと思ったのは勘違いだったのだろうか。
「アランに恋をして私は変わりました。帝国民を無条件に愛する彼に触れ、本当に悪いやつだけ貶めるようになったのです」
彼女が胸に手を当てながら言ってくる。
「でも、アランはどんな悪い人間に対しても共感しようとします。私はそんな悪い人間のことまでアランが考えていることにヤキモチを妬いてつい意地悪してしまうのです」
彼女が続けて言ってきた。
「皇帝陛下は本当に素晴らしい方だよね」
僕は彼の功績を思い浮かべながら呟いた。
自分の後ろ盾の公爵家を粛清し、即位と同時に自分の血筋を否定してしまうような発言までした。
「アラン、ダンテそしてお兄様と私は特別な人間です。でも、アランだけ違うところがあります。１、記憶容量、２、自分を特別だと知らない、３、終着点がエレナ・アーデン、さてどれでしょう」
彼女が突然問題を出してきた。
部屋に案内され、休んでいると突然扉が開いてエレナ・アーデンが入ってきた。
アカデミーに兄上を迎えにきた時は脳面のような顔をして威圧感があった気がしたのに今は違う人が来たみたいだ。
「私のことは弟役をする時はお姉様と呼んでね。兄役の時はエレナと呼ぶのよ。さあ、いらっしゃいレオ、お姉様よ」
ソファーに座りながら、手を広げて彼女が言ってきた。
僕は彼女の言った言葉に戸惑いつつも、彼女に近づいた。
すると突然彼女が僕を抱きしめて、撫で回してきた。
「おやめください、お姉様」
僕は抵抗したが、彼女の抱きしめる力が強くてなかなか抜け出せない。
「弟は撫で回されるものなのよ。大抵の男は美女に撫でられると猫のように鳴くのに、レオはなかないの？」
僕の髪の毛をふわふわさせて撫でながら彼女が楽しそうに言ってきた。
「兄上は僕にそんなことしませんでした」
とにかく彼女の手がくすぐったいので逃れようとしながら言う。
「私は私の理想とする弟との関係を作っているのよ、ダンテのことなんて知らないわ」
彼女が僕の髪を三つ編みにしながら言ってくる。
「そういえば、兄上と東部に行かれたのではないですか？」
僕は気になっていたことを尋ねた。
彼女がここにいるはずはないのだ。
「ダンテは１人で大丈夫よ。私は明日アランと踊りたいの。ダンテに昨日私のような優しくない女にレオは渡さないと言われたから、しっかり誠意を見せてあなたを貰うこと承諾させてから来たから安心して」
彼女は僕の髪をひたすら弄りながら言ってきた。
彼女は僕が兄上の断りなく、アーデン侯爵邸に来てしまったことが引っかかっていると察してくれたようだ。
「私ほど優しい女はいないのに彼は理解できないようだから、私なりの誠意を見せて説得したの。アーデン侯爵家は今日から全てあなたのものよ。侯爵の爵位も欲しければ、すぐに奪いなさい」
彼女は僕の顔を覗き込みながら楽しそうに言ってくる。
「僕はまだ未成年ですし、アーデン侯爵のような立派な方から、まだ学ぶことがたくさんありま。」
彼女の言葉に戸惑いながら僕は言った。
「レオがアーデン侯爵から学ぶことなんて何もないでしょう。清廉潔白に見える侯爵だって叩けばホコリが出るわよ。それとも、王子様の真実を知りたくないのかしら、このお姫様は」
彼女は僕のほっぺをつつきながら言ってきた。
「お姫様って、僕は男ですよ」
僕は彼女があまりに好き勝手言うので流石に抗議した。
「連れ出して欲しい願望があるお姫様だと思ったから、アーデン侯爵に迎えに行かせたのよ。侯爵は美形だし私の美貌も彼から受け継いだものなの。親としては当たりの方よね」
彼女の言う言葉に兄上が母上のことを当たりと言ったのを思い出した。
彼女も彼と同じで、親を客観的に見て評価するタイプのようだ。
「なぜ、僕をアーデン侯爵家の後継者にしようと思ったのですか？」
先程の会話から僕を養子として受け入れようと考えたのは彼女だと思ったので聞いてみた。
「私がレオが欲しかったからよ。レオのように話が通じる兄弟が欲しかったの。私はレオのたった１人のために、ひたすらに尽くせるところが好きなの」
彼女が僕の頬を包みながら言ってきた。
兄上がエレナ・アーデンはとてつもなく察しの良い女だと言っていたのを思い出した。
兄上の言う通りだ、僕と彼女はまともに話すのが初めてなのに彼女は僕の想いを知っている。
僕が尽くしてきた当人は気がついていないのに、彼女は僕が１０年の時をたった１人に捧げてきたことに気がついた。
「私もアランの為に生き、アランの為に死ぬのよ」
彼女が元気よく笑いながら言った。
「お姉様、死なないでください」
僕は思わず彼女に伝えていた。
「なんて可愛いことを言う弟なの！なんて可愛いことを言う弟なの！」
彼女が２回同じことを言ったので驚いてしまった。
「なぜ、２回同じことを言ったのですか？ やまびこですか？」
僕が尋ねると、彼女はなぜか笑いを堪え出した。
「やまびこって、どこに山があるのよ。レオ、面白すぎ。私はもう１人の私と、目の前にいるレオに言っただけよ」
彼女が笑いを堪えながら言ってきた。
僕は、彼女のもう１人の私という彼女の言葉に哀愁を感じた。
誰もいない部屋でどでかい独り言を言う生活を送っていたと言うのか。
弟という存在に必要以上にベタベタしたり、彼女なりに一人っ子の寂しさを感じてたのかもしれない。
僕も兄上がいなければ、とっくに苦しくなっていただろう。
「面白いなんて言われたのは、初めてです。僕から見るとお姉様が一番面白いです」
僕は思わず彼女に言ってしまった。
いつも相手がどう受け止めるか考えてから言葉を察するのに、彼女にはそれをしなくて良い気がしてしまう。
「面白いなんて言われたのは、初めて！」
彼女が驚いた顔で言ってきた。
「お姉様は、かなり面白いですよ。皇帝陛下から言われませんか？」
僕は彼女ほど面白い人間を見たことがなく、尋ねてみた。
「私とアランは一緒にいる時は、愛を語らっているから」
彼女がうっとりしながら告げてくる。
「１２歳ですよね、皇帝陛下は⋯⋯愛を語らうなんて随分ませているんですね」
母上から彼女の前で皇帝陛下のことを話すのは危険だと言われていたが、口走ってしまった。
「さっきから、思っていたけれどレオは年齢に対するこだわりが強いわね。年齢なんて数字でしかないのよ」
意外にも怒ることなく彼女が言ってきた。
年齢なんて数字でしかないと言う言葉が、まるで母上の思想と同じで僕は彼女に親近感を感じた。
「誰より成熟した精神を持っているのだから、次はレオが兄ね、私は妹よ。その方がしっくりくるかも」
彼女が急に言ってくるので僕は戸惑ってしまった。
「お兄様、エレナはそろそろ美のボランティア活動に備え眠りにつかなければなりません」
彼女が急に甘えた声で僕に言ってきた。
僕は兄役というものをやらなければならないと瞬時に理解し、僕の兄上の真似をして凌ぐことにした。
「そういえば、僕にボランティア活動お疲れ様というメッセージをくれたね？ エレナもボランティアをしているの？」
僕は必死に考えながら言葉を紡ぎ出した。
彼女が何をしたいのかわからないが、おそらく兄弟が欲しく１人やまびこをしてた彼女の期待に応えたいと思った。
「知のボランティア活動お疲れ様です。お兄様の知性がアカデミーの足りない子たちにもたらす影響は測りしれません。エレナは己の美しさで皆の心を豊かにする為、６時間の睡眠を必要としております」
彼女が慎ましい表情で言ってくる。
そろそろ、部屋に戻って寝ると言いたいのだろうか。
急に妹役になってから彼女の設定年齢が幼くなった気がする。
「自分の部屋に戻って眠りなさい。エレナの美しさで救われる人のために」
僕は笑いを堪えながら彼女に言った。
どうして小さな子のごっこ遊びのようなものがはじまってしまったのか。
「帝国の男たちが破産してでも欲しい鍵をお兄様に渡します。私の寝室の鍵です。いつでもお兄様はいらしてください。」
彼女が光り輝くゴールドキーを見せながら僕に渡してきた。
「いつでも起こして、お喋りしようってことかな？」
僕は兄上が自分をいつでも起こしていいから、お喋りをしようと言ったことを思い出して言った。
「起こしてはダメです。私は美しさを保つため６時間の睡眠を欲しています。私の寝ている間、私の寝室にある仕事を手伝って欲しいとお兄様に甘えているのです」
彼女がやや幼い表情で言ってくる。
「仕事ってどんな仕事を手伝って欲しいの？」
僕は純粋な疑問を彼女に尋ねた。
「私はアランには見せられない、悪いことをしています。帝国の運営には必要悪なんです」
彼女が言ってきた言葉に僕は思わず顔を顰めてしまった。
「そんな、皇帝陛下のために悪いことをして自分を犠牲にするなんて」
僕は思わず呟いていた。
「それは違います。私は悪いことするのが大好きなんです。気に入らない人間を貶める快感は堪りません。だから、趣味と実益を兼ねたことをしています」
彼女は弁明するように言ってきた。
僕が彼女が僕の気持ちを察してくれたことで優しい人だと思ったのは勘違いだったのだろうか。
「アランに恋をして私は変わりました。帝国民を無条件に愛する彼に触れ、本当に悪いやつだけ貶めるようになったのです」
彼女が胸に手を当てながら言ってくる。
「でも、アランはどんな悪い人間に対しても共感しようとします。私はそんな悪い人間のことまでアランが考えていることにヤキモチを妬いてつい意地悪してしまうのです」
彼女が続けて言ってきた。
「皇帝陛下は本当に素晴らしい方だよね」
僕は彼の功績を思い浮かべながら呟いた。
自分の後ろ盾の公爵家を粛清し、即位と同時に自分の血筋を否定してしまうような発言までした。
「アラン、ダンテそしてお兄様と私は特別な人間です。でも、アランだけ違うところがあります。１、記憶容量、２、自分を特別だと知らない、３、終着点がエレナ・アーデン、さてどれでしょう」
彼女が突然問題を出してきた。
