人生詩集・番外編
われドラキュラのごとし・2
しかしながらさりながら
こはすべて心のうち 胸のうち
見せるおもては 分別わきまえたる紳士顔
眉だに動かさざるが世のならい したがわざるや
されどせめてまほしくは
この乙女子のオーラなりとぞ
そは老いて知る草花への想いに違わず
いとしくもただ愛めづるのみにてあるべかりける
な触れそ な手折りそ
さば重畳 重畳…
声あり こはドラキュラぞ
「われを絵師とせよ 詩人とせよ
絵を描くほどに 韻詠むほどに高まれる
気をばよく制するや 解かざるや
触りね 手折りね 今が盛りのその花を
不要の節度するべからざれ」
また申す 主にぞ
「いのち造りし いと高きもの
我を御業の節度使とせよ
安禄山のわざもて報い奉らん
貴妃なる乙女子 かならず かならず
いただき参上つかまつるべし…」
ドラキュラよ そは理(ことわり)ぞ
我が老い身の口に牙ぞ生うる
おお、この喉の渇きよ!
血をば…吸いたし
【血をば…吸いたし】
こはすべて心のうち 胸のうち
見せるおもては 分別わきまえたる紳士顔
眉だに動かさざるが世のならい したがわざるや
されどせめてまほしくは
この乙女子のオーラなりとぞ
そは老いて知る草花への想いに違わず
いとしくもただ愛めづるのみにてあるべかりける
な触れそ な手折りそ
さば重畳 重畳…
声あり こはドラキュラぞ
「われを絵師とせよ 詩人とせよ
絵を描くほどに 韻詠むほどに高まれる
気をばよく制するや 解かざるや
触りね 手折りね 今が盛りのその花を
不要の節度するべからざれ」
また申す 主にぞ
「いのち造りし いと高きもの
我を御業の節度使とせよ
安禄山のわざもて報い奉らん
貴妃なる乙女子 かならず かならず
いただき参上つかまつるべし…」
ドラキュラよ そは理(ことわり)ぞ
我が老い身の口に牙ぞ生うる
おお、この喉の渇きよ!
血をば…吸いたし
【血をば…吸いたし】