ヤンキーくんたちに溺愛されてます！

第二章

運命の相手…？

入学してから二週間が経った。


この動物園のような騒がしい学校生活にもだいぶ慣れてきて、黒鉄琥珀のせいで若干怖がられているところもあるけど話せる人も増えてきたように感じる。



「相染さんー！見てここのパンケーキ屋！昨日オープンしたばっかなんどけどね、もうふわっふわのあまっあまなんだって！一緒に食べに行こうよ！」


「はーい、俺も俺も！」


「はあ！？角刈りはお呼びじゃないんですけど！」



自席でお弁当を食べていた相染さんにスマホを見せていると、横から角刈りも割り込んできた。



「…あのさ、あんたたち二人、毎日毎日よく私に話しかけられるよね」


「え？なんで？」


「なんでって…言ったでしょ？私は相染虎の妹なんだよ？あんな心ない男の妹とか、怖いと思うのが普通でしょ？」



相染さんが何を言っているのかわからなくて、きょとんと首を傾げる。