ヤンキーくんたちに溺愛されてます!
「俺も!」


「あんたは角刈りね」


「なんでだよ!」


「私はあんたに叩かれて髪の毛まで切ったのを死ぬまで一生恨むからね」


「あ、あれは…悪かったって」


「え、なにそれ?」



途中から来たから何も知らない心虹に入学式の日の出来事を話してあげると、聞き終わった心虹が身を乗り出して角刈りの胸ぐらをがっと掴んだ。



「女の子に何してんの?そういえば入学式の日、私にも突っかかってきたよね?あんたも女だからって見下してるクズみたいな男と一緒なの?」


「え、いや…」


「ちょ、心虹!落ち着いて」



慌てて心虹の手から角刈りを離す。
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