ヤンキーくんたちに溺愛されてます!
ふっと力が抜けて、その場に座り込む。



「星奈!大丈夫か?」


「なんで…来てくれたの?」


「世那が教えてくれたんだよ。おまえが学校のやつらに絡まれてるって。あいつ、自分じゃ面倒ごとに首を突っ込まないタイプだから教えるだけ教えて、どっか行っちゃったんだけどな」



世那って、あのヘッドホンをぶら下げてる人か…。



「今度お礼言わないと…っ?」



なぜか溢れて止まらない涙に、自分で首を傾げる。


なんで、私泣いてるんだろう…?



「遅くなって悪かったな。さすがに怖かっただろ」


「怖か…った…っ」
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