ヤンキーくんたちに溺愛されてます!
忘れられない人
「おい見ろよ、三獣士。やっぱ強い人ってオーラもちげぇよな…」
廊下を見ていた一人の男子が声を上げ、わらわらとクラスの男子たちがそちらの方に集まっていった。
「本当、男子たちってバカだよねー。ただのケンカが強い男たちにあんなバカみたいに群れちゃって。ねぇ、星奈?…って、なんか顔赤くない?」
「へ…!?」
頬杖をついていた心虹に、自分でも熱いと自覚している頬をぷにぷにと突っつかれる。
「一昨日からなんかおかしいよね。星奈が襲撃に遭ったあの日から…って、思い出したらムカついてきた。私が一緒にいれば、あんな雑魚たち一瞬で片付けられたのに…」
「お、落ち着いて心虹!?」
今にも誰かを殴りそうな目をして、拳を握りしめている心虹を慌てて止める。
「ごめんごめん。優馬に聞いたけど、その時に琥珀先輩から“おまえは俺が守る”的な上から目線なこと言われたんでしょ?今時そんな直球に言う人いるんだねぇ。まあ星奈は私が守りますけど?…って、なんかさらに顔赤くなってない?」
廊下を見ていた一人の男子が声を上げ、わらわらとクラスの男子たちがそちらの方に集まっていった。
「本当、男子たちってバカだよねー。ただのケンカが強い男たちにあんなバカみたいに群れちゃって。ねぇ、星奈?…って、なんか顔赤くない?」
「へ…!?」
頬杖をついていた心虹に、自分でも熱いと自覚している頬をぷにぷにと突っつかれる。
「一昨日からなんかおかしいよね。星奈が襲撃に遭ったあの日から…って、思い出したらムカついてきた。私が一緒にいれば、あんな雑魚たち一瞬で片付けられたのに…」
「お、落ち着いて心虹!?」
今にも誰かを殴りそうな目をして、拳を握りしめている心虹を慌てて止める。
「ごめんごめん。優馬に聞いたけど、その時に琥珀先輩から“おまえは俺が守る”的な上から目線なこと言われたんでしょ?今時そんな直球に言う人いるんだねぇ。まあ星奈は私が守りますけど?…って、なんかさらに顔赤くなってない?」