ヤンキーくんたちに溺愛されてます！

「は、はあ！？別にあんたの話なんてしてませんけど！？」



黒鉄琥珀は怪訝そうに顔をしかめながらも、「まあいいや」と自己解決をしたようだった。



「そんなことより、放課後、遊びに行くぞ」


「…はい？」



黒鉄琥珀は「それじゃあ」と言ってさっさと教室を出ていった。


その後ろでは八神北斗がにこやかな笑顔を浮かべて、手を振っている。



一体なんだったんだと考える間もなくあっという間に放課後が来て、言われた通り黒鉄琥珀が迎えに来た。


美容院の予約を入れてしまったという少し心配そうな心虹とわかれ、半端無理矢理外に連れ出される。



「ねえ、どこ行くの？八神北斗も一緒だけど…」



三獣士の二人を連れている私に、周りの学生からの痛い視線を感じながらも二人についていく。