ヤンキーくんたちに溺愛されてます!
「その制服…多分うちの高校だよね?もしかして新入生?道に迷ってるなら、案内するよ」


「本当ですか!ありがとうございます」



優しいイケメンに助けられて、少し複雑な高校までの道を一緒に辿ってくれた。



「助けてくれて本当にありがとうございます!きっと一人だったら辿り着けなかったです!」


「いえいえ。新入生を助けるのも俺ら上級生の役目ですから」



校門まで来て改めてお礼を告げていると、いきなりがっしゃーんっとものすごい音が聞こえてきた。



「てめぇ、俺のプリン返せこのやろう!」


「ああん!?ちっせー男だな、過ぎたこといつまでも言ってんじゃねーよ!」



割れた窓から男子生徒二人が飛び出してきて、取っ組み合いの喧嘩を始めた。



「わーまたガラス割っちゃって…。あっちは危ないからこっちから靴箱行こうか」
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