ヤンキーくんたちに溺愛されてます!
「え、あ、あれ、止めなくていいんですか…?」



赤髪の先輩は、意味深に笑うと「大丈夫」と頷いた。



「いつものことだからね」


「…え?」



これが、いつものこと?


一体どういうことだ。



プチパニックな頭のまま、靴箱まで案内してもらって行くところがあるという先輩とわかれた。


さっきの言っている意味がよくわからないまま、靴箱に置いてあったホワイトボードに貼られているクラス分け表に従って、私は一年A組の教室に向かう。



「なんだあのちっこい女」


「間違えて紛れ込んできたんじゃね?」
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