ヤンキーくんたちに溺愛されてます!
「な…っ、なにそれ!?私の名前は月島星奈!声でか女じゃないし!」
「…でかいじゃん。さっきの、別に下手に庇ってくれなくていいんだけど」
さっきのって…女顔と言われていたことだよね。
「別に、庇ってないよ。褒められてたんだから、庇う理由なんてないでしょ?」
「…馬鹿にしてんの?女顔って言われて、褒め言葉だと思うやつがいるかよ」
「女の子みたいに顔が綺麗なのは事実でしょ?女の私より整ってるんだからムカつくよね。まつげなっが」
ずいっと顔を近づけて榊世那の顔を覗き込んでみるけど、近くでも見てもやっぱり美少女並に綺麗な顔をしている。
「…近づくな。俺は、琥珀や北斗とは違う。弱いやつと群れるほどお人好しじゃない。強さが絶対のこの学校で、弱いやつなんて興味ないんだよ。俺はあんたを認めない」
榊世那はポケットから棒付きキャンディーを取り出して口に含むと、私を置いてスタスタとどこかへ行ってしまった。
どうやら私は、よく思われていないらしい。
「…でかいじゃん。さっきの、別に下手に庇ってくれなくていいんだけど」
さっきのって…女顔と言われていたことだよね。
「別に、庇ってないよ。褒められてたんだから、庇う理由なんてないでしょ?」
「…馬鹿にしてんの?女顔って言われて、褒め言葉だと思うやつがいるかよ」
「女の子みたいに顔が綺麗なのは事実でしょ?女の私より整ってるんだからムカつくよね。まつげなっが」
ずいっと顔を近づけて榊世那の顔を覗き込んでみるけど、近くでも見てもやっぱり美少女並に綺麗な顔をしている。
「…近づくな。俺は、琥珀や北斗とは違う。弱いやつと群れるほどお人好しじゃない。強さが絶対のこの学校で、弱いやつなんて興味ないんだよ。俺はあんたを認めない」
榊世那はポケットから棒付きキャンディーを取り出して口に含むと、私を置いてスタスタとどこかへ行ってしまった。
どうやら私は、よく思われていないらしい。