ヤンキーくんたちに溺愛されてます!
山登りはクラスの中で何人かの班にわかれて登る形式だ。


私、心虹、角刈り、他男子三人がいるけど誰よりも体力のある心虹だけがどんどんと坂を登っていく。



いつもなら私もこのくらいの坂だったらついていけるんだけど…。



「星奈、大丈夫?休憩する?」


「あ、ううん…っ!最近運動してなかったからちょっときつくて…でも大丈夫だよ!」



あまり顔に出さないように気をつけていたけど、心虹は遅い私の元まで心配して戻ってきてくれて顔を覗き込んできた。



…本当は、痛めたのか足がずっと痛い。


きっと榊世那につまずいて転んだあの時に足を捻ってしまったんだ。


あと少しで頂上だし、今日の予定はこれでおわりだからあと少し頑張ってホテルで冷やそう。



「…くんだよ!」
< 98 / 214 >

この作品をシェア

pagetop