DEAR 1st SEASON
……………え──…?
今──…
何て……?
ぶんちゃんが
あたしのこと
“好き”
…って言った─…。
「………ほ、ほんと……に……?」
「好きだ。」
「~~~~~~っ」
嘘じゃない?
夢じゃない?
幻覚でも幻聴でもない?
ちゃんと『現実』なの…?
あたしのこと、好きでいてくれるの?
ぶんちゃんの特別になっていいの?
…彼女に…なっていいの…?
あたしに………
“居場所”をくれるの─…?
「…彩の答えは?」
不安そうに見つめるぶんちゃんも、今は水の膜の中。
答え?
そんなの決まってるじゃない。
あなたがそう思ってくれる前から、ずっとずっと。
「……好き……だよ…っ」