DEAR 1st SEASON
今日も眩しいくらいの太陽の光がサンサンと降り注ぐ。
やっぱり、今日も天気は快晴。
気持ちいいくらい空には雲一つない。
あたしって本当に晴れ女かもしれない。
鞄にしっかりビキニを入れ、玄関を出る。
「彩ーっ!!!!」
待ち合わせ場所の駅まで向かい、久しぶりの顔ぶれに手を振った。
そしてそこには──…
「彩、久しぶり。」
「朝岡さん……っ!」
春以来に会う朝岡さんの姿に、不覚にもドキッとしてしまった。
「彩の水着姿拝みに来たで♪」
そう冗談を飛ばす朝岡さんに、あたしも笑ってしまった。
───…でも……。
「朝岡さん……
あの……チカさんは…?」
恐る恐る周りを見ながら確認するけれど……
「…チカはおれへんよ。」
「……そっか…」
そう言われ、
少しホッとした気持ちと残念な気持ちが入り混じる。
そして──…
「ちょっとぶんちゃん!!」
びっくりしたようなチヒロさんの声が聞こえた。