冷徹と有名なあの総長に愛されちゃってます!
「いやいや…花乃の方が可愛いじゃん!」

「うんうん。私は、こんな可愛い子と友達で嬉しいもん。」

あ…

「二人とも!眼科に行こ?」

「なんで?」

え?


「私が、可愛く見えるなんておかしいもん。ほら!一緒に行くから行かなきゃ!」

「いやいや、これでも私視力Aだから。」

と、雪ちゃんは言った。

え〜!

「る、瑠美ちゃんは一緒に行くよね?」

「私も、視力A。行かないわよ?」

う…

あ!分かったかも!

ひらめいた!

「二人とも!あの子は?可愛い…よね?」

と、学年一かわいい子のことを聞いた。

「いや、花乃の方が可愛い。」

「本当にその通り。分かるわ〜」

「えぇっ!!」

ふふふ…

分かった!

「ねぇねぇ、二人とも!病気かもよ?」

「なんで?」

「だって私が可愛いなんておかしいじゃん!だから、あれなんだよ!みんなの事は可愛く見えなくなって、私の事だけ可愛く見える病気なんだよ!」

はぁはぁ…

たくさん一気に話したからつ、疲れた…。

「んな訳ないでしょう?」

「あはははは!!ほっんと、花乃は抜けてるなぁ…。」

あれ?面白がってる…。

わ、私変なこと言った?

言ってないよ?と、言う眼差しを二人に向けた。

それに気づいた二人は、もう一回笑ってしまった。

ううっ…。

どうやら二人は笑いのつぼにハマったらしく、その笑いがおさまったのは数分後の話。
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