無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる
4.タイトル未設定
*
「ふわぁ……っ」
それから、あっという間に翌日になった。
窓から差し込む、太陽の光で目が覚めた。
うーん、目覚ましが鳴る前に起きちゃったなぁ……。
やっぱり新しい部屋だからか、いつもより少し眠りが浅かった気がする。
時計を見ると六時を少し回ったところ。
引っ越したから、通学時間が前より短くなるんだ。
だけど、朝は余裕を持ちたいから、いつも通り六時半に目覚ましをセットしたのだけれど、少し早く起きちゃったみたい。
私はどちらかと言うと朝型だから、もうしっかり目が覚めてしまった。
うーん、このままゴロゴロしててもだから、支度をしようかなぁ。