幼なじみ ~未練~
‐娘の生夏(きっか)が産まれた時、健悟を幼なじみとして接しようと思った。

なのに、あれから何十年も経つのに、未だに健悟の夢を見る。

告白しなかった自分が悪いのに、未練なのか健悟の夢ばかり見るのだ。

好きな人と結婚して、子どももいるのに、健悟が忘れられない。

健悟のことは佑典と違う意味で、好きなのかもしれない…。

しかも、健悟の夢を見た後は虚しい気持ちになり、その日は決まっていいことがないのだ。

ああ、またイヤなことがあるのかな。

幸せなはずの夢なのに、憂鬱な気持ちになる…。
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