三人が離れてくれませんっ
「……なんか腹減った」
「は?」
急に足を止め、お腹に手をやるたーちゃんに、しゅーちゃんが眉を寄せ、わたしたちも立ち止まる。
「急だね。なんか食べて帰ろっか。……紫乃はどうする?」
「今日は自分dayなの。一緒してもいい?」
「勿論」
「四人飯何年振りだっけー」
「もうわかんねぇな」
たーちゃんの腹の虫の気まぐれにより、わたしたちは近くにあったファーストフード店に入った──