三人が離れてくれませんっ


いいから早く戻れ、という総長命令的な展開を待ってたんだけど、


訪れたのは真逆の展開。



「俺もそうするわ」



「え?」

「お、愁おいでおいでー」



たーちゃんのノリが移った?

総長のしゅーちゃんに?



……ウソでしょ?



「おいお前、そこかわれ。俺の場所にすっから」




今度はわたしの隣の子を……

しかもしゅーちゃんが総長と知るからこそ逆らえず、拒否権もなく、たーちゃんが退かした子の隣に行っちゃった。


二人とも、我が強すぎない?


じゃないと、ここではやっていけないしテッペンも取れないんだろうけど。


──なんか、ちょっと申し訳ないような……




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