三人が離れてくれませんっ

｢だからわざわざ休んで、人数集めしたってか｣


｢勿論怪我させるつもりは毛頭なかったよ。……まぁ、愁達が来たのは誤算だったけど｣




｢い……一ヶ月、ずっとタイミング計ってたの？｣




未だに震える声で問えば、いっちゃんはわたしから顔を背けた。



｢……そうだね。紫乃はもう気付いたか知らないけど、睡眠薬をいれたお茶を差し入れにしたのも、計画のため｣


｢っ！｣



思わず口を塞いだ。


だって、そんなこと……信じられない。



｢ほんとめんどくさいことしたね樹｣



外に逃げた五人を片付けたのか、たーちゃんが戻って来て、しゅーちゃんと並んだ。



｢……どうしてここが分かったの？｣